nuiguruguruの日記

ポケモンの構築記事を上げる場合があります。

剣盾S21シングル 最高レート1903 <イベルハッサムサイクル>

目次

はじめに

初めまして!ぬいぐるみマンと申します。今回はハッサム入りの構築で、剣盾で初めてレート1900を達成したので構築記事を書こうと思い、筆を執りました。そこそこ長いので読みたいところだけ目次から選んで読むことをお勧めします。

 

↓レンタルパーティーです。記事読むのも面倒な人はここからどうぞ。

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構築完成の経緯

ミュウツーが好きなのでミュウツーを使い始めるも、大文字を外してザシアンにたくさん負けて萎える。

よく見る動画投稿者がイベルタルをteir1にしていたことと、もともとイベルタルが好きだったこともあって伝説枠をイベルタルに変更する。

僕はハッサムがいないとポケモンできないのでハッサムを採用。イベルが弱いザシアンに投げられるよう、HBゴツメで採用。

ミュウツーを使っていた時に使用感がよかった鉢巻ウオノラゴンを採用。

ハッサムの削りと合わせてザシアンを上から倒せるスカーフランドロスを採用。

ここまででムゲンダイナループに勝てないのでねむかごテテフを採用。

カプ・レヒレに勝てないのでレヒレに勝てそうで、重めのカイオーガに勝てるポケモンとして珠剣舞ゴリラを採用。

 

 

個体紹介

イベルタル

NN:配布個体のため変更不可。

臆病CS252余りB@黒い眼鏡

 

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技構成

 

 最初は珠で採用していたが、HPが多いのに珠ダメが入るのはもったいないような気がして、当時スカーフ持ちがパーティーにいなかったことから、レート1800ぐらいまではこだわりスカーフを持たせていた。しかし、スカーフを巻いてもを上から倒すことはできないことからスカーフをランドロスに渡し、打ち分けできて且つ悪の波動や不意打ちの火力を上げられる黒い眼鏡の採用に至った。

 技構成に関しては、上三つは確定で、挑発を羽休めにするか選択だと思っている。挑発だとなどのめんどくさいやつらに対して相手をしやすくなったり、対面で羽を封じることができる。羽なら安定してHPの管理をしやすくなるのでサイクル有利になりやすいし、TODを狙いやすくなる。今回は挑発を持つポケモンが他にいなかったので挑発にした。イカサマは、なくて困る場面が少なかったのでたぶんいらない。あったらあったで引きへの負荷が大きくなったり、への打点が上がったりするから技枠5個目あったら入れたい。

 基本的にほとんどの構築に対して投げ、相手によってこの子を通すかランドを通すかを決める。悪の波動が等倍で通る一般ポケモンはH振りくらいまでなら確定2発で倒せるので、2回目のサイクルになるころには相手ポケモンはそこそこ削れている。がいるとかなり厳しいサイクルになるのでが出てくるところにはデスウイングで削りながらランドの地震圏内まで押し込みたい。

 

 

ハッサム

NN:おっそむ

呑気HB252余りA@ゴツゴツメット

 

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技構成

 

 イベルがきついをゴツメと合わせてイベルの不意打ちやランドの地震圏内まで削ったり、とんぼ返りでサイクルを回すことで相手のポケモンを少しずつでも削ったりすることでイベルやランドが通るようサポートを行う。この構築の陰の立役者であり相棒。ゴツメやゴツメ、ゴツメでも似たようなことはできるが、ハッサムはこれらのポケモンと比較するとイベルタルとの相性補完がよく、なおかつ巨獣斬やじゃれつくを半減で受けつつとんぼ返りでサイクルを回して有利対面を維持できるのは強かった。たぶん今までの剣盾環境でダントツに活躍してた。

 アイアンヘッドハッサムがとんぼ返りを打ちたくないときの居据わり択として採用した。元々はこらえるで、こらえることでゴツメダメージを稼ごうとしていたが、カウンターケアの剣舞が引いたときにアドがないこと、バレットパンチに打つよりアイへのほうが削りを入れられることからアイアンヘッドの採用に至った。機会はほとんどなかったがへの最大打点にもなる。の相手をすることもあると思ってダブルウイングを採用したが、威力0な上にほとんど使わなかった。一応の皮を剝ぎながらダメージを与えることができるので全く使えないわけではなかった。羽休めめっちゃほしい。返せ。

 入りには100%投げる。ほかに、が重い選出の時や入りにも投げる。終盤がめちゃくちゃ増えた分このポケモンの選出機会も増えた。ゴツメと合わせてなんやかんやでを黄色ゲージか赤ゲージ手前くらいまで削ってくれるのでイベルの悪波+不意打ちでザシアンを倒せる場面も多かった。炎牙持ちに対してはゴツメ1回と、よくてバレット1回分のダメージしか入れられないが、それだけ入ればランドの地震とイベルの不意で倒せなくはない。

 と対面したとき、ゴツメがばれるとに引かれる場面が多く、あくびに対して下からとんぼ返りを打ちたかったので途中から最遅個体に変更したが、最遅にしてからはぱたりとが選出されなくなったのであまり意味がなかった。

 

 

ランドロス

NN:くもおじさん

陽気AS252余りH@こだわりスカーフ

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技構成

  • 地震
  • 岩雪崩
  • 馬鹿力
  • 蜻蛉返り

 

 イベルハッサムだと電気の一貫がつらく、を上から殴りたいのでスカーフランドロスを採用した。元はカバルドンで、スカーフはイベルタルが持っており、ステルスロックを巻いてハッサムのゴツメと合わせてイベルの技圏内に押し込んで戦っていたが、相手のプレイイング次第ではをイベル圏内に押し込めなかったり、に勝てなかったり、相手のが重かったりした。そこで、に対して上から弱点を突くことができ、を強引に削れるスカーフランドロスに変更した。結果、に対して安定して勝つことができるようになったのでこの変更は良かったと思う。

 馬鹿力は適当に採用したし、1度しか使ってないのでステロに変更したほうが強そうな気がする。岩雪崩は、強かったがHBに対して確定2発をとれないので当たるならエッジのほうが良いと思う。僕はミュウツーを使用していた際に大文字外しでに負けてたので命中重視で岩雪崩を採用した。ひるませれば威力とか関係ないしね。

 入りにも上から殴れるので投げた。は、受ループならこいつでは勝てないので一応選出こそするものの、受け破壊の役割は後述のテテフに全部丸投げした。殴ってくるタイプのはこのランドを入れてから当たらなかったので勝てるかはわからない。微不利くらいだと思う。

 

 

ウオノラゴン

NN:きむらかエラ

陽気AS252余りB@こだわり鉢巻

 

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技構成

 

 破壊神。イベルハッサムランドでは浮いている鋼や炎の一貫がきつかったのでその辺に対して強く出られるため採用した。推定レート1700くらいまではウオノラゴンがどうにもならない構築が結構いたので適当に初手に投げてエラ噛みしてれば勝てるゲームもあったが、レートが上がるにつれて出しにくくはなったものの、いるだけで相手への選出圧力が強く、選出しなくても仕事をしていた。1900に近づくにつれてスカーフが増えたので上からエラ噛みが通る場面は少なくなったが、HBには上からエラ噛みで倒したりなどとの有利対面を作ったら相手のポケモンをだいたい1匹持って行ってくれるのでとても頼りになった。

 意識でけたぐりを入れたが、ほぼ使わないので寝言でも何でもいいと思う。ドラゴンダイブは相手にフェアリーがいて逆鱗でこだわりたくないときに使う。ウオノラゴンをで受けてこようとする使いはウオノラゴンを以外で受けられないので交換際にドラゴンダイブを当てればそのまま勝てる。

 鉢巻が多く、同速対決をできるだけしたくなかったので最速で採用した。準速や準速を上からえら噛みで殴れるのは強かったし、火力が足りない場面はなかったので陽気で正解だったように思う。

 相手になどの高耐久ポケモンがいた時に投げ、強引に1匹倒して数的有利をとることがお仕事。遅いはエラ噛みを半減で受けられるがそのままごり押せるので、相手になどの貯水ポケモンがいなければ割と適当に出してもそれなりに活躍してた。

 

 

カプ・テテフ

NN:さいつよ

控え目H236B4C204D4S60@カゴのみ

 

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技構成

 

 ここまでで、入り受ループやミラーがかなり無理寄りなのでその辺に勝てるポケモンを探していたところ、くろこ@shar_pokeさんYouTubeに投稿されていた入り受ループに勝てるカプ・テテフが僕の構築にはまりそうだったので、そのまま採用した。結果、1900チャレンジでそれまで幾度となく敗れてきた入り受けループに対して勝って1900に乗せることができたのでよい選択だったと思う。選出機会こそ多くなかったが、出したときはちゃんと活躍してくれた。

 同じように受けループに勝てるスイクンやガラルヤドキングも検討したが、対の性能を鑑みてテテフを採用した。

 

 

ゴリランダー

NN: ¦:3=}

意地っ張りH12A252B4D4S236@命の珠

 

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技構成

 

 最後は、がどうしても重かったのと、に対して若干安定しなかったのでゴリランダーを採用した。努力値配分については鎧の孤島前に育成した個体なので調整意図を覚えていない。このポケモンを採用することで、のほかに相手の+の並びも相手しやすくなった。

 がかなり重いので馬鹿力を採用している。というかそもそもを倒せるのはこのポケモンしかいないので相手にがいた時は出されないことを祈るかこのポケモンを投げるしかなくなる。

 に繰り出すことが多かったのでチョッキを持たせるなどして耐久に回したほうがいいかもしれないが、その場合は馬鹿力でが倒せなくなりがさらに重くなるので他のポケモンで勝てるような工夫が必要になる。

 NNは、首を左に90度傾けたらゴリラの顔文字に見えるというおしゃれな感じになっている。

 

選出と立ち回り

あくまで一例です。相手のパーティーによってはこの限りではありません。

VSザシアン 

 微有利。基本的にはこの選出でいい。相手のPT次第でどうしてもイベルタルを投げられないときはゴリランダーやウオノラゴンを投げる場合もあるが、そんなことはほとんどなかった。

 やることは簡単でハッサムでザシアンを削り、イベルの不意打ちかランドの地震圏内に入れる。ザシアン軸とイベル軸では一見イベル軸が不利に見えるがザシアンさえ処理できれば取り巻きに対してイベルが強いので結構何とかなる。イベルから投げ、ザシアン対面ならハッサム引き、サンダー対面ならランドに引くことでたいていは有利に試合を進められる。相手にレヒレがいるとめちゃくちゃきついがその場合はゴリランダーを投げるか、ランドの地震やイベルのデスウイングで強引に削って何とかする。

 最終日のレート1800くらいでこの構築に変え、この構築に変えてから鬼のようにザシアンと当たったものの、ザシアンが炎の牙を持っていなければだいたい勝てた。

 

VS黒バド

から2匹

 超有利。まじでどうにでもなる。イベルに対して投げられるのはバンギやレヒレ、ハピなどいくつかいるが、それらに対してたいていゴリラかウオノラゴンが通るのでよく通るほうを投げる。どっちも投げるというのもアリ。一応ランドがいると黒バドの上から動ける駒になるのでちょっと安心する。負けるとしたら悪巧みを二回積まれてイベルにドレインキッスをうたれるぐらいのものであるが、こちらの選出的にも悪巧みを二回積むなんてできないと思うのでやっぱり負けはない。

 

VSカイオーガ

 微有利。割と勝てるが、ステロがないのでサンダーをうまくゴリランダー圏内に押し込めるかが重要になる。サンダーを削ればゴリランダーで剣舞して勝ち。勝ち筋は結構簡単に見えるしわかりやすいが、羽休めがあるサンダーはいずれどこかでひるむから問題ないとして、スカーフだとゴツメよりはちょっときつい。とはいえスカーフサンダーには羽休めがなく、耐久力も高くないのでランドが岩雪崩を一度当てれば何とかなることが多い。

 

VSムゲンダイナ

 不利。本構築を使い始めた最終日の夕方以降にはムゲンダイナに2度しか当たらず、そのどちらもが受けまわすやつで、データが少なく何とも言えない。2回当たったうち1回は解電波ポリ2によってテテフで崩せなくなり負けたが、もう1戦はうまくテテフで勝つことができた。殴ってくるタイプのダイナはきつく、脳内でマッチングさせるとだいたい負ける。

 

VSイベルタル

 不利。だいたい負け。相手の選出とこちらの選出がうまくかみ合ったり、ランドの雪崩でひるませたりすれば勝てる可能性はあるが結構厳しい。体感勝率4割。殴ってくるムゲンダイナ並みにきつい。

 

無理な構築

ジガルデ

→シンプルに打点がない。怯みでわんちゃんあるかないかくらいには勝てない。と思う。この構築を使用し始めてから当たってないのではっきりしたことはわからない。スカーフイベルを使っていた時には何度か当たったが、まるで勝てる気がしなかったし実際勝てなかった。

ゼルネアス

→相手にゼルネアスしかいないならハッサムで対面勝てるがそんなことはなく、たいていゴツメガルドがいるので結構厳しい。なんかの間違いで相手がハッサムへの引き先を失うと勝てる…かもしれない。こちらもほとんど当たってないのではっきりしたことはわからない。

 

改善案

 個体紹介において、本記事内で用いられたポケモンのドット絵は相手のポケモンに対して用いるよう構成されている。その中で頻出したポケモンを意識して対策するとよりよくなるのではないかと思う。 一般ポケモンではレヒレやナット頻出していることがわかるのでゴリランダーをチョッキにしたり、イベルに熱風を積んだり、ハッサム剣舞馬鹿力にしたりランドを鉢巻にして別のポケモンにスカーフを渡したりとポケモンを変更しなくてもある程度カスタムできる。伝説ポケモンはムゲンダイナとイベルタルが特にきついのでこの二匹を意識して取り巻きを考えたい。

 ポケモンを変更するなら、ウオノラゴン、テテフ、ゴリランダーの優先順位で変更していろいろ試すといいと思う。

感想

 今シーズンはめちゃくちゃに楽しかったです。なぜならハッサムがしっかり活躍してくれた上で、僕なんかが行けるとは全く思っていなかったレート1900を達成できたからですね。ずっっっっとレート1500とか、1550とかで、どんなに良くてもレート1700ちょっとが最高でした。いつか1800乗れたらいいなーくらいに思っていたのですが、そんなものは飛び越えて1900まで行けてしまいました。これは一重に、応援してくれたり立ち回りやポケモンの育成、構築等について様々にアドバイスをくれたりした僕のリスナー様たちのおかげであります。この場をお借りして心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 さて、対戦についてですが、実際のところかなり紆余曲折合ってこの構築に至りました。元々は珠イベルを軸に取り巻きをゴツメハッサム、眼鏡エレキ、鉢巻ノラゴン、チョッキゴリラ、食べ残しドランの6匹でした。これでもそれなりに強く、1650くらいまではたぶん行けていたのですが、地面+ザシアンの並びやハッサムを投げられないときのゴリランダー、受ループ、イベルタルなど重たい相手が多すぎました。そこで、リスナー様からスカーフイベルが強いという話を聞いたのでイベルをスカーフに変更したところ、ザシアン相手にかなり安定するようになりました。半分まで削れば上からイカサマで倒せるのが強かったです。また、当時重かったウーラオスに対して先制技以外では上をとられないので戦いやすくなりました。何より読まれませんし、不意打ち択が発生しないというのはとても強かったです。イベルをスカーフにしてからは勝率もよくなり、1800くらいまで上がることができました。しかし、シーズン終盤に差し掛かったあたりでムゲンダイナ入り受ループがめちゃくちゃ増え、まるで勝てなくなりました。それまでは殴ってくるタイプのダイナがそれなりにいたのでドランで何とかなっていたのですがダイナループはドランでは勝てません。なぜなら相手に風船ドランやトリトドン、ヌオーといったドランでは勝てないポケモンが多く採用されているからです。相手のドランに合わせてウオノラゴンを投げ、ダイナ引き読みで鉢巻逆鱗を当てるしかありませんでした。そこで、構築を見直して半分置物と化していたレジエレキと、ヒードラン、あまり選出しなかったゴリランダーを解雇してこれまできつかった電気の一貫を切れてステロを撒けるカバルドン、受けループに強い眠カゴスイクン、イベルが重いので瞑想HBマホイップで戦いましたが、TODが下手で結局ダイナ入り受ループに勝てませんでした。また、素早さがあって火力を出せるポケモンが減ったのもあってザシアンやカイオーガも若干きつくなりました。そこで、改めて見直したところ現在の構築に至りました。その結果、なんかめっちゃ強くて1900に到達することができました。僕はサブロムで潜るとかそんな考えを持っていなかったので、負けるのが怖くて1900に乗ったら撤退したのですがおそらくもっと上に行けるであろうスペックはあると思います。もしこの記事を読んで気になった方がいれば使ってみてください。そして自分なりのアレンジを施してより高みへ上ってください。

 長々と書きましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。構築記事を書くことに慣れていなくてめちゃくちゃ長くなってしまいました。ほかの方の構築記事に目を通すとおそらくこの記事の2/3くらいは削らないといけなくなり、それに気づいたときにはもう感想まで書き終えていたので手遅れでした。来シーズンはリアルが忙しくなるので潜れるかはわかりませんが時間があれば潜ろうと思います。

 

質問等あればぬいぐるみマン@mpkBCsKZT6UVvbpまでお願いします。

テテフとゴリラの調整以外には答えられると思います。